くまもと災害ボランティア団体ネットワーク(KVOAD)は災害支援と持続可能な復旧・復興のコーディネートを担い、関係組織の連携強化および人材育成を図る団体です。
設立の経緯
■一過性のつながりで終わらせないために
今般の熊本地震においては、膨大で多様なニーズに柔軟に対応できる力として「災害ボランティア活動」の意義と重要性が再認識されました。この状況の中で今回の災害で私たちが得た支援のノウハウは、熊本県の財産でもあり、県内団体等が行った支援活動をふりかえり、その有効性ならびに課題を検証する必要があります。また現在まで培ってきた熊本地震における支援ネットワークを一過性のもので終わらせず、継続して強化することで効果的な熊本地震の復興支援を行うことが重要です。
■被災地における長期的な支援対応
被災地域のコミュニティ形成を行う担い手の支援を主軸とし、復興に向けた民間支援を長期的に行います。
■被災を経験したからこそできる支援対応
いつまだどこで、大規模な災害が発生するかは予測できないものの、その時に備え、平時から災害ボランティアの共同体としての相互扶助関係を構築し、県内外で発生した大規模災害時に効力を発揮します。
ネットワークが目標とする機能
■災害時に行う活動(現在の熊本での活動も含む)
- 被災者、住民、地域ニーズの全体像の把握
- 支援活動のコーディネーション
- 復旧・復興に向けた支援策の提言
■平時に行う活動
- ネットワークの形成による連携強化と情報の共有・発信
- ストックヤードの情報共有
- 被災者支援および調整を行う人材育成